イスラム金融の世界で、暗号資産は許されるか?

xWIN.Finance
Sep 1, 2023

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イスラム金融の世界で、暗号資産は許されるか?

暗号資産とチャリティ

xWIN Business Development は、世界中のプロジェクトと、毎日ミーティングをしています。ここ数ヶ月で、200以上のプロジェクトとミーティングをし、ビジネス発展、この世界を良くするための可能性を模索してます。

昨日は、MRHBというイスラム金融のプロジェクトとミーティングをしました。素晴らしい方々でした。興味があればお知らせください。

お互いが豊かになり、奉仕の精神が大事と理解しました。xWINも暗号資産を活用したチャリティを積極的に推進してます。

イスラミック金融は、イスラム教の教えに基づいて金融活動を行うことを目指すものです。主な原則として、利子を取ることが禁止されており、また不確実性やギャンブル的な要素を排除することが求められています。これにより、リスクを適切に分散し、社会的な公正を促進することが重要視されています。

イスラム教の学者たちは、クリプト通貨に対する異なる見解を示しています。一部の学者は、クリプト通貨の取引や保有には問題がないと主張しており、これを従来の通貨や商品と同様に取り扱うことができると考えています。

1. レンディングはどうなのか

イスラム金融では、利子を取ることが禁止されています。金融取引は無利子で行われ、代わりにリスクと利益を共有する仕組みが導入されています。そのため、金融スキームとしては、大別して、実物取引(ムラバハ、イジャーラ)を介した取引をベースとしたスキームとなっています。

「ムラバハ」は、商人が商品を仕入れ、上乗せした価格で買い手に転売する契約で、イスラム金融では資金供給者が商人となり、買い手の支払いを後払いまたは分割払いにして商品販売益を得ます。

「イジャーラ」は賃貸借契約で、資金供給者が必要な資産を購入し、購入代金と利益をまかなえる期間とリース料を定め、資金需要者に提供する契約です。

暗号資産取引においてもその原則を守ることが、求められています。ブロックチェーンを活用することになり、実物取引(ムラバハ、イジャーラ)が、実現出来るのは明白です。

2. リスクと利益の共有は、ブロックチェーンで

イスラム金融では、資金提供者(投資家)と事業主(企業や個人)との間でリスクと利益を共有する仕組みが促進されています。投資や融資の際には、双方が利益や損失を分け合う契約が行われます。事業への投資(ムターラバ)を介した取引スキームです。

「ムダーラバ」は、資金供給者が事業者に出資し、得られた利益を事前に定めた割合で分配する契約で、イスラム金融機関が事業に融資する際や預金者が銀行に資金提供する際に使われます。

これも、NFT、STOなどのブロックチェーン技術やコンセプトを活用したら実現可能です。

3. 暗号資産はギャンブルではない

イスラム金融は、不確実性やギャンブル的な要素を排除することを重視しています。取引が予測不可能なリスクに基づいている場合、それは許容されないとされています。

それに対して、暗号資産の価格変動は不確実性を含むことがあり、これによってギャンブル的な要素が含まれる可能性が指摘されています。しかし、ステーブルコインを安定運用したり、ファンドを活用すれば問題ないとも言えるかもしれません。xWIN.Financeのプラットフォームには、ダラーザンマイなどの安定商品があります。

総じて言えるのは、暗号資産に関するイスラム教の見解はまだ確立されておらず、学者ごとに意見が分かれています。暗号資産の性質や市場の特徴を考慮しつつ、イスラム教の原則に則った取引が行われるべきとされています。個々の信者は、自身の信仰と価値観に合わせて、暗号資産の取引についての意思決定をすることが重要です。

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